悠翔会はグループの慈風会とともに、首都圏を中心に全国26クリニックを展開し、医師180名、コメディカル430名を擁する日本最大級の在宅医療グループです。
2006年の「在宅医療元年」にスタートして以来、常時1万人の在宅患者さんに24時間体制の在宅総合診療を提供し、日本の居宅訪問診療・看取りの約1%を担っています。
この20年で悠翔会は質・量ともに成長しましたが、社会情勢は変化し、医療に対する国民の認識、技術革新も急速に進んでいます。
しかし、人々の「幸せ」への願い、そして高齢者医療や終末期ケアにおける課題は変わりません。
病気や障害が治らなくても、最後まで安心して生活が継続できる、納得して生き切れる社会を実現するため、悠翔会は「かかわったすべての人を幸せに」という理念に基づき、医療・ケアの質向上と持続可能な組織運営により社会課題の解決に貢献します。
業績報告会では、2024年9月~2025年8月の取り組みを総括。診療実績に加え、診療の質、人的資源マネジメント、臨床研究センター創設など未来ビジョンに基づくプロジェクトと今後の経営計画をご報告します。
シンポジウム「未来の在宅医療」では、香取照幸氏、山岸暁美氏を迎え、理事長の佐々木淳とともにディスカッションを行います。
診療報酬改定の先を見据え、在宅医療と病院、医師とコメディカルの役割分担など、10年後、20年後の社会保障制度における在宅医療・高齢者ケアのあるべき形の言語化を試みます。