なぜ医師が排泄ケアを知っておくべきなのか?

なぜ医師が排泄ケアを知っておくべきなのか?

■テーマ

なぜ医師が排泄ケアを知っておくべきなのか?

 

■概要

医師が排泄ケアを理解する意義を多職種と議論。皮膚障害やおむつ選び、在宅での実践例を通じて、診療に欠かせない視点を共有します。

 

■登壇者

矢野 雷太

国家公務員共済組合連合会 広島記念病院 消化器外科医長

 

広島記念病院にて消化器外科医長を務め、2020年に「排便機能外来」を開設。大腸肛門疾患の外科手術だけでなく、生活の質を改善する医療を提供するために、便秘、便失禁、術後排便障害、人工肛門ケアなど、排泄障害の診療に注力している。また、在宅療養のバックアップ入院や緩和ケアの地域連携にも積極的に関わり、誰もが自分らしく生きられる社会を実現するために医療現場からできることを模索している。

日本外科学会 外科専門医 日本大腸肛門病学会 大腸肛門病専門医 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会 ストーマ認定士


日髙 明子 

なごや福祉用具プラザ 看護師 福祉用具プランナー

 

看護師としての臨床経験を活かし、現在は「なごや福祉用具プラザ」にて相談員として従事。
高齢者や障害のある方の自立支援に向けた福祉用具の選定や活用方法の相談支援に従事している。
特に排泄ケアに関連する福祉用具の活用や、身体特性を踏まえた用具の使い方について、実践的かつ分かりやすい指導に定評がある。
福祉用具プランナー養成講座や介護現場向け研修などで、数多くの講義・実技を担当している。


八木 大志

おむつ宅配便 代表、理学療法士

 

理学療法士として医療・介護現場に従事する中で、排泄ケアに関する課題と深く向き合い、「おむつ宅配便」を立ち上げる。専門職の視点から、在宅療養者や施設利用者一人ひとりに最適な排泄環境を届けることを使命に、福祉用具の選定・相談・配達までを一貫して行う仕組みを全国に広げている。

「“なんとなく”ではない、科学的な排泄ケア」をキーワードに、医療・介護専門職への研修や講演、現場への助言を多数実施。現場目線とエビデンスに基づく支援の両立を大切にしながら、QOLの向上に貢献している。

 

浦田 克美 

東葛クリニック病院 看護部 主任 皮膚・排泄ケア特定認定看護師

 

1996年 東京警察病院看護専門学校卒業
2007年 日本赤十字看護大学 看護実践・教育・研究フロンティアセンター認定看護
師教育課程 皮膚・排泄ケアコース卒業
2008年 皮膚・排泄ケア認定看護師 免許 取得
2009年 おむつフィッター 3級 取得
2015年~ 一般社団法人 日本創傷・オストミー・失禁管理学会 評議員
2017年 特定行為研修(創傷管理分野)修了
2021年 日本褥瘡学会・在宅ケア推進協会 評議員
現在 東葛クリニック病院 在職中

 

■シリーズ

訪問診療医が知っておくべき排泄ケア

--「排泄ケアは看護師や介護職の仕事」と思っていませんか?--

 

 

その排泄ケア、なんとなくで済ませていませんか?
――訪問診療医だからこそできる、エビデンスに基づく支援を


「排泄ケアは看護師や介護職の仕事」と思っていませんか?
訪問診療医こそ知っておきたい排泄ケアのエビデンスと最新知識を、わかりやすく解説。
尿失禁・便秘・褥瘡といった在宅医療で頻繁に遭遇する課題に、
医師として何ができるのかを一緒に考えます。
 

 

■プログラム一覧

なぜ医師が排泄ケアを知っておくべきなのか?(クロストーク:矢野 雷太、日髙 明子、八木 大志、浦田 克美)
おむつ内スキントラブル!I A D(失禁関連皮膚炎)の「なぜ?」(浦田克美)
排泄ケアに役立つ福祉用具の種類と選び方(日髙 明子)
おむつの選び方 おむつは自立支援の福祉用具(八木 大志)

登壇者:
八木 大志
矢野 雷太
浦田 克美
日髙 明子
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