2分 25秒
2024年08月30日10:00
■テーマ
高齢者の肺炎と口腔機能を考える
■登壇者
・前田 圭介(玉名地域保健医療センター摂食嚥下栄養療法科)
1998年熊本大学医学部卒業後、熊本市民病院を経て、2011年より現職。NSTチームや多職種スタッフとともに、入院中・在宅を問わず栄養管理を行っている。
また2013年より玉名在宅ネットワーク事務局長として、介護関係者を対象とした勉強会を行うなど、医療・介護・歯科の協働をテーマに活勣。
主な著書
日本医事新報社:あなたも名医! 最新知見を現場に活かす! 誤嚥性肺炎 治療と予防の新常識
笠倉出版社:5秒のどトレ 飲みこみ力を鍛えて誤嚥性肺炎を防ぐ
医学書院:SMARTなプレゼンでいこう!
医学書院:誤嚥性肺炎の予防とケア(7つの多面的アプローチをはじめよう)
・戸原 玄(東京医科歯科大学摂食嚥下リハビリテーション学分野)
高齢者を中心とする摂食嚥下障害の治療、リハビリテーションに取り組み、往診による在宅診療や地域連携を積極的に行っている。厚生労働科学研究委託費長寿・障害総合研究事業“高齢者の摂食嚥下・栄養に関する地域包括的ケアについての研究”の業務主任者を務めている。ウェブサイト“摂食嚥下関連医療資源マップ”やその他のインターネットメディア・講演活動などを通して、摂食嚥下障害に関する情報発信も行っている。
主な著書
医歯薬出版:どうして?どうする?診療室からはじまる高齢者歯科
医歯薬出版:CGと機能模型でわかる! 摂食・嚥下と誤嚥のメカニズム
全日本病院出版会:訪問で行う摂食・嚥下リハビリテーションのチームアプローチ
全日本病院出版会:知っておきたい! 摂食・嚥下評価と治療の進歩
・佐々木 淳(医療法人社団悠翔会 理事長・医師)
筑波大学医学専門学群を卒業後、三井記念病院内科・消化器内科、東京大学医学部附属病院消化器内科等を経て、2006年に当時まだ数少なかった24時間対応の在宅総合診療を行う診療所を開設。
以来、在宅医療をリードする存在となる。
2008年に医療法人社団悠翔会として法人化し現職。
現在、首都圏および沖縄県に18の診療拠点を展開。
主な著書
医学書院:『在宅医療カレッジ 地域共生社会を支える多職種の学び21講』
池田書店:『現場で役立つよくわかる訪問看護 アセスメントとケアに自信がつく!』
飛鳥新社:『在宅医療のエキスパートが教える 年をとったら食べなさい』
日本医療企画:『Re:CAREポストコロナ時代の新たなケアのカタチ』
■プログラム詳細
1.自己紹介
・懇親会と地震
・肺炎予防の啓発
・熊本地震摂食サポート
2.食べること
・摂食嚥下障害の問題点とは?
・死因別にみた死亡率の年次推移
・肺炎と誤嚥
・誤嚥性肺炎発症はバランスで決まる
・バランスを悪くする因子
・予防の基本
・嚥下筋と加齢変化
・サルコペニアの摂食嚥下障害の要因
・リハ栄養
・口腔ケア
3.誤嚥性肺炎になったらどうすればいいのでしょうか
・何を診て何をしているのか
・日本人の6万例の誤嚥性肺炎データ
・何が悪いのか考えてみましょう 肺炎?禁食?栄養管理?床上安静?
・安全に食べる工夫
・薬=病気を治す
・食事介助技術
4.戸原先生と前田先生と佐々木先生対談 質疑応答
・誤嚥性肺炎と在宅医療
・前田先生が誤嚥性肺炎 嚥下障害に関わるようになったキッカケ
・戸原先生、前田先生 嚥下障害について
・高齢者検診、ケア
・質疑応答① 介護側への助言方法
・質疑応答② 誤嚥性肺炎、嚥下リハビリの認識違いと環境づくりについて
・質疑応答③ 診断の葛藤