■テーマ
Part3 在宅での生活を支える看護ケア
3-3 排泄の悩みを解決!快適な生活を送るための支援
■概要
排泄のアセスメントと排便チェック表・排尿チェック表から導く、気持ちよく出すことを叶えるケアを解説する
■学習目標
在宅での排泄ケアに関する基礎知識と具体的な支援方法を習得する
■登壇者
榊原 千秋氏
合同会社プラスぽぽぽ 代表・保健師/看護師
訪問看護および訪問介護を中心とした在宅医療・介護分野で統括的な役割を担いながら、
地域に根ざしたホームホスピス活動を展開するNPO法人の理事長を務めています。
また、ユニークな文化活動として「日本うんこ文化学会」の代表理事を務め、地域コミュニティスペースの運営にも関与。
幅広い分野での実践的な経験を活かし、医療・介護・文化振興を融合した活動を行っています。
1984(S58)年愛媛県立公衆衛生専門学校(現愛媛県立医療福祉大学)保健婦・助産婦科卒業を卒業後、町役場の保健師として勤務。1988 (S63)年結婚を機に石川県小松市に移る。
在宅介護支援センター等の保健師として勤務したのち、金沢大学大学院医学系研究科保健学専攻に入学し、博士論文「排便ケアの人材育成プログラム」で博士後期課程を修了。
2005(H17)年から金沢大学大学院医薬保健研究域保健学系看護学類 助教・講師。2015(H27)年 起業し、コミュニティスペースややのいえを開設。
うんこ文化センターおまかせうんチッチを開設し、POOマスター養成研修会・排尿のコンチネンスケア研修会を全国各地で開催している。訪問看護ステーション、コミュニティスペースとんとんひろば、訪問介護ステーション、居宅介護支援事業所、ホームホスピス「もう一つの家ややさん」等を開所し現在に至る。
主な著書
木星舎:おまかせうんチッチ 排泄ケアプロフェッショナルを目ざす人のための MY own UNKO BOOK
■プログラム詳細
1.うんこは生活の答え合わせ
・しあわせの手応え
・「2.5人称の視点」
・「ややのいえ」
・「快うん防災プロジェクト」
2.一般社法人日本うんこ文化学会
・「下の世話にだけはなりたくはない」という文化
-便出し日
-便まわり
・ワーク:どこに課題がありますか?
・リカバリーケア
-INPUT→OUTPUT
・父のこと
3.「気持ちよく排便する」ための4つのポイント
・コンチネンスケアのスキル
・排泄に関連する日常生活行動
・気持ちよくうんこできるコツ1
-観便 うんこをよくみてみましょう!
-ブリストル便性状スケールの導入
-「便」の成分とは
-排便チェック表の活用
-ただ、出すだけのケアから気持ちよく出すことに注目した排便ケア
-排便のアセスメント
・便秘のタイプ
・消化のメカニズム
・排便ケアの選択方法
・気持ちよくうんこできるコツ2
-直腸肛門角と排便姿勢
・気持ちよくうんこできるコツ3
-食事内容・生活習慣の改善
-腸内フローラのバランスを整える
-注目は短鎖脂肪酸です!
-スカトールやインドール:腸内でつくられる臭い物質
-便秘の改善→アトピーの改善
・身体知
-この腹満の原因は?
-ツボ押し・温罨法・腹部マッサージ
・気持ちよくうんこできるコツ4
-排便のメカニズム
-骨盤底筋の脆弱化は排便障害の原因になる
・気持ちよくうんこできるコツ5
・下剤の特性を知りましょう!
-酸化Mg製剤の体内動態
-便秘を起こす可能性のある薬剤
-注目は短鎖脂肪酸です!
-排便障害のアセスメント
-病歴
-摘便
・Aさん42歳男性 排便チェック表
・Bさん32歳女性 排便チェック表
・Cさん84歳男性 排便チェック表
・気持ちよくうんこできるコツ6
-副交感神経を優位にする生活習慣のリズム
4.排尿ケアのはじめの一歩
・泌尿器のしくみ
-男性と女性の泌尿器の違い
-蓄尿と排尿
-正常な排尿ができる状態とは
-下部尿路機能のKey Word
-蓄尿障害と排尿障害
-排尿ケアは、蓄尿障害か?排尿困難か?の見極めから
-排尿障害の症状と対応
・尿失禁のタイプ
・腹圧性尿失禁
・切迫性尿失禁
-抗コリン剤の使い方
・溢流性尿疾禁
-対応方法
・機能性尿失禁
・排尿困難
・頻尿
-頻尿のおきるメカニズム
-夜間頻尿
-頻尿の対応方法
・Quiz1
-排尿のアセスメント
・排尿日誌の読み方
-尿失禁のタイプと特徴
・残尿測定
5.フレンドリーコミュニティの実現
■シリーズ
看護師のための在宅看護BASIC PROGRAM
病棟以上に広く疾患を学び、幸せに生きる事を支えるケアの実践のために!
今看護師として必要なことを学ぶためのプログラム
詳細はこちら