■テーマ
Part5 在宅医療で必要な疾患理解と在宅ケア
5-2 がん患者のQOL向上!在宅での緩和ケア
■概要
がんの基礎知識、疼痛管理、副作用対策、精神心理的サポート、緩和ケアチームとの連携などを解説する
■学習目標
がんの基礎知識、症状、治療、緩和ケア、ターミナルケアなどを学ぶ
■登壇者
吉村 元輝氏
みんなのかかりつけ訪問看護ステーション 訪問看護部長/緩和ケア認定看護師
1983年生まれ、愛知県出身。2005年3月、名古屋医療センター附属名古屋看護助産学校を卒業。
藤田医科大学病院勤務時代に認定看護師資格を取得する。
管理者経験はなかったものの、理想の訪問看護の在り方を模索する中でデザインケアと出会い、2018年4月に転職。
すぐに緑事業所の立ち上げに関わり、2019年4月、同所所長に就任した。また、利用者との出会いをきっかけに、同年4月より非がん疾患の緩和ケアについて名古屋大学大学院にて学修を深める。
2019年12月には名古屋地区で複数店舗を統括する副ブロック長へ昇進。
その後、さらなる業務拡大に尽力し、現在では13店舗を統括する訪問看護部長としてチームを牽引している。
■プログラム詳細
1.自己紹介・組織について
・本日の内容
2.がん治療の4本柱
・日本のがん関連の歴史
-死因の順位
・手術療法
-保険適応が進む先端手術
・薬物療法
-副作用の出現時期
-免疫チャックポイント阻害薬
-薬物療法の目的
・放射線療法
-放射線治療の目的
-治療上注意点
-放射線療法有害事象内容
・局所治療+全身治療の組み合わせ
3.がんに伴う痛みとケア
・死亡前6ヶ月間のがん患者の症状
・がんの痛みの特徴
・疼痛アセスメントに必要な項目
-①痛みの部位
-②痛みの程度
-③痛みの性質
-④痛みのパターン(1日の変化)
・WHOがん疼痛ガイドライン7つの基本原則
-ガイドライン「推奨」のポイント
-WHO3段階除痛ラダー
・突出通の考え方
・オピオイドの副作用の代表例
-もし、医療用麻薬への誤解があるならば・・・
・⑤痛みによる日常生活への影響
-鎮痛目標の共有
・非薬物療法
4.緩和ケアの基礎知識と連携
・緩和ケアの定義
・緩和ケアのイメージ
・緩和ケアの分類
・緩和ケアセンター
-緩和ケア病棟
5.在宅緩和ケアの事例の紹介
・【症例】60歳代女性
-薬剤コントロール
-訪問看護頻度
■シリーズ
看護師のための在宅看護BASIC PROGRAM
病棟以上に広く疾患を学び、幸せに生きる事を支えるケアの実践のために!
今看護師として必要なことを学ぶためのプログラム
連続再生