おまかせうんチッチの「気持ちよく出す」ことを叶える排便ケア

おまかせうんチッチの「気持ちよく出す」ことを叶える排便ケア

■登壇者
榊原 千秋(代表社員 保健学博士 保健師 コンチネンスアドバイザー 一般社団法人日本うんこ文化学会代表理事)

1984(S58)年愛媛県立公衆衛生専門学校(現愛媛県立医療福祉大学)保健婦・助産婦科卒業を卒業後、町役場の保健師として勤務。1988 (S63)年結婚を機に石川県小松市に移る。
在宅介護支援センター等の保健師として勤務したのち、金沢大学大学院医学系研究科保健学専攻に入学し、博士論文「排便ケアの人材育成プログラム」で博士後期課程を修了。
2005(H17)年から金沢大学大学院医薬保健研究域保健学系看護学類 助教・講師。2015(H27)年 起業し、コミュニティスペースややのいえを開設。
うんこ文化センターおまかせうんチッチを開設し、POOマスター養成研修会・排尿のコンチネンスケア研修会を全国各地で開催している。訪問看護ステーション、コミュニティスペースとんとんひろば、訪問介護ステーション、居宅介護支援事業所、ホームホスピス「もう一つの家ややさん」等を開所し現在に至る。

主な著書
木星舎:おまかせうんチッチ 排泄ケアプロフェッショナルを目ざす人のための MY own UNKO BOOK

■プログラム詳細
CH01.自己紹介
 ・排泄のことを学ぶようになったキッカケ
 ・コミュニティスペース
 ・全体事業 住民一体のネットワーク
 ・こまつ認知症ほっとけんサミット2013-23
 ・排泄ケアシステム
 ・ヘルスケアサービス
 ・心が開けれる関係性を作る場所

CH02.排泄ケアの現状
 ・「下の世話にだけはなりたくない」という文化
 ・便だし日
 ・レッツうんこコミュニケーション

CH03.日本うんこ文化学会
 ・排泄 うんこのことについて語る場
 ・「うんこ文化」学とは

CH04.排泄を語り合う場づくり
 ・著書 「そのときうんちはどこにいる?」絵本と「訪問看護と介護」など
 ・中学校保健委員会
 ・便育ハンドブック

CH05.排泄と尊厳
 ・目指したいのはコミュニティヘルス
 ・しあわせのあいうえお
 ・排泄ケアの尊厳
 ・法律の中の尊厳
 ・尊厳の多様性 尊厳感情の尊重と保障

CH06.コミュニティケア
 ・うんこ・コンチネンスケア
 ・排泄×生活不活発
 ・次世代の排泄のプロ
 ・地域包括的なコンチネンスケアシステムの構築
 ・多職種の排便ケアチームで取り組む

CH07.事例
 ・ホームホスピスの事例①おむつ5倍重ね
 ・ホームホスピスの事例②夜中30分毎の頻尿
 ・ホームホスピスの事例③尿・便失禁

CH08.コンチネンスケアとは
 ・本人が望む暮らしの実現
 ・コンチネンスケアの基本姿勢のチェック
 ・コンチネンスケアのスキル
 ・コンチネンスケアは排泄の自立を支援するケア
 ・コンチネンスケアのチームアプローチ

CH09.便育とは
 ・おまかせうんチッチのチッチとは
 ・「気持ちよくうんこする」ための4つのポイント
 ・便育は健康づくりのかなめ
 ・養生訓

CH10.排泄ケアの現状と課題
 ・下痢と便秘を繰り返す方が4人に1人
 ・訪問介護:ご利用者さんの訴え、介護者の訴え
 ・苦痛のケアもしょうがない?
 ・ワーク:どこに課題がありますか?①ポータブルトイレの横で・・・
 ・ワーク:どこに課題がありますか?②おねしょシーツ(防水シーツ)こんなケアでいいですか?
 ・プーマスターから伝えたい一番の根幹

CH11.気持ちよくうんこできるコツ1 うんこをよくみてみましょう!
 ・うんこをよく見てみよう
 ・質問①うんちは毎日出なくては便秘か
 ・うんちの成分

CH12.排便ケアの共通ツール アセスメントツール 排便チェック表
 ・適切な排便ケア放送の選択のためにはプリストル便性状スケールの導入にかありえない!
 ・ただ、出すだけのケアから気持ちよく出すケアへ
 ・排便チェック表の活用
 ・看護ケアのための便秘時の大腸便貯留アセスメントに関する診療ガイドライン

CH13.排便ケアを進めていくポイント
 ・便秘のタイプ
 ・排泄に関する日常生活行動
 ・消化のメカニズム
 ・気持ちよくウンチできるコツ2 「く」の字でロダンで前かがみ
 ・直腸肛門角と排便姿勢
 ・副交感神経を優位にする生活習慣のリズム

CH14.腸内細菌を整える食事
 ・質問②納豆、オクラ、山芋のねばねばは便のすべりを良くするか
 ・気持ちよくウンチできるコツ3 食事内容・生活習慣の改善
 ・腸内フローラのバランスを整える
 ・主な食物繊維の発酵性とグアーガム加水分解物(PHGG)
 ・小腸絨毛上皮・大腸粘膜の増殖作用
 ・短鎖脂肪酸の時代がやってきました!
 ・脊髄損傷・後縦靭帯硬化症 中島さん(70代)のお話
 ・気持ちよくうんこできるコツ4 食べ物が便になるまで
 ・気持ちよくうんこできるコツ5 排便のメカニズム
 ・骨盤底筋の脆弱化は排便障害の原因になる

CH15.下剤の特性を知る
 ・塩類下剤(緩下剤)と刺激性下剤
 ・この腹満の原因は・・・?
 ・下剤の種類
 ・嵌入便を見逃さない
 ・便秘を起こす可能性がある薬剤

CH16.排便ケアのアセスメントとケア
 ・病歴:既往歴 現病歴 他病状
 ・排便障害のアセスメント
 ・人為的排便促進の種類と対象者
 ・排便ケアの選択方法 便秘のケアプロトコール
 ・摘便

CH17.排便チェック表のアセスメント方法
 ・排便のアセスメント方法
 ・排便チェック表の目的
 ・障がい者施設での取り組み
 ・Aさん42歳男性 脳性小児まひ・てんかんの場合
 ・Bさん32歳女性 統合失調症、便失禁ありの場合
 ・Cさん84歳男性 アルツハイマー型認知症の場合

CH18.うんこを巡る人生の物語
 ・人として 自分らしい人生や生活を取り戻す
 ・病気や障がいを持った方にどう向き合いますか?
 ・個別の最善を探す看護
 ・心を動かす 聞き書きの大切さ
 ・身の置き所 訪問リバビリ
 ・同じ認知症でもHappyな人とBadな人がいるのはなぜか?
 ・地域まるごとケア 一人ひとりの個別ケアからはじまる
 ・こまつ型コミュニティヘルスモデル
 ・フレンドリーコミュニティの実現 心を動かすしくみづくり!

登壇者:
榊原 千秋
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