69分 54秒
2024年10月15日18:00
■テーマ
地域で育む!~未来の小児在宅ホスピスケアモデル~
■登壇者
戸谷 剛氏
医療法人財団はるたか会・日本在宅医療連合学会認定専門医、東京医科歯科大学医学部臨床教授
医療法人財団はるたか会 あおぞら診療所うえの 院長・医師。
1997年、東京医科歯科大学医学部医学科卒業。
武蔵野赤十字病院小児科、川口工業総合病院小児科、取手協同総合病院小児科、あおぞら診療所新松戸を経て、現在は あおぞら診療所うえの 院長としてご活躍されている。
主な著書
南山堂:『医療的ケア児・者 在宅医療マニュアル』(共著)
■配信日時
10月15日(火)18時〜
■プログラム詳細
1.自己紹介
2.あおぞら診療所の紹介
・東京23区の往診患者分布
・疾患別
・医療法人財団はるたか会の活動
・あおぞら診療所のお子さんたちの特徴
・往診風景
・あおぞら診療所うえの
3.社会からみる小児在宅医療
・医療が必要な子どもが増えた背景
・医療的ケア
・病院から帰る~医療なしで帰ることの難しさ~
・令和元年調査における学校での医療的ケア児の実態調査
・2タイプの医療的ケア児
・重症心身障害児 大島の分類
・医療的ケア児概念図
・医療的ケア児者への支援の特徴
・暮らしのホスピス~期待される発育への支援ニーズと環境~
・医療的ケア児の地域での生活を支える要素
4.医療的ケア児とその家族の生活実態調査
・日々の最も大きな負担
・医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律案の全体像
5.生活を支える医療・教育・福祉資源
6.障害のある子どもへの支援:乳幼児期の早期発育教育の重要性
・教育という緩和的支援
・障害児の親は二つの役割を求められる
・養育困難という危機
・施設ホスピスと在宅ホスピスはコインの表と裏
7.緩和ケア(尊厳の回復の支援)という立場からみる小児在宅医療
・緩和を考える
・ある介護福祉士の名言
・緩和ケアを必要とする期間の比較
・致死的な疾病や障害をを持って生まれること(イメージ)
・ミルトンメイヤロフ On Caring
・喪失の痛みは多面的で時に深刻である
・全人性を構成する5つの要素
・喪失という苦痛からの希望の回復の支援
・霊性(Spirituality)って何?(戸谷の私見)
・おうちに帰った子どもたち
・小児のケアからみるリジリエンス支援(ホスピスケア)
・小児におけるホスピスケア
・小児のホスピスケアは二軸がある
・ホスピスを考察する
・想い出づくり
・手に取れる想い出(希望のきっかけ)を育む
・一緒に暮らしたい~そのシンプルな願いをかなえるために~
・いのちという希望を育むプロセス
・「児のこころとからだを育む」~もうひとつの視点:養育者の立場から~
・医療的ケア児の地域での生活を支える要素
・基礎的な生活の質(QOL)を考える21の視点
・快楽・希求・主体性を育む
・今やっていることは子どもにとって適切だろうか?
8.早期発育支援とジェンダー そして想い出づくり
・コミュニティに参加するもう一つの大切さ~ジェンダーの発育期というまなざし~
・お友達を作る、皆で集う、想い出を創る
・医療的ケア児を育てるお子さんたちを支える
・家族の淀んだ絆を紡ぎなおす場所
・子どもたちにとって旅をする場所は?
・Making Memories
9.父性・母性への緩和ケア(尊厳の回復の支援)
・二軸のホスピスという視点
・父性・母性について生育過程としての視点を持つ
・介護は労働という視点への教訓
【エビデンスからみた暴力の予防】
-小児・両親・養育支援者の間で「安全安心な・安定した・養育的な結びつきが育つこと」
-安全・安心・養育的関係性
-ナースと家族のパートナーシップ(米国)
-小児と青年の「生きる技能 Life Skills」の発育
-小児と青年の「生きる技能 Life Skills」の発達
・自験例からの考察
・虐待(maltreatment)リスク~文献から~
・繋がりを断つ動くは危険な兆候という視点を持つ
・ライフステージに応じた医療的ケア児者と家族のライフワークを考える
10.質疑応答
11.視聴者の皆様にメッセージ
■シリーズ
\永久保存版!最多プログラムを収録!/
未来の在宅医療を言語化する
患者のニーズに真摯に向き合いながら 日々新しいチャレンジを重ねている在宅医療の実践者たちが「未来の在宅医療」の言語化に挑む