■テーマ
現場での実践と研究から探る!~救急医療と在宅医療が手を取り合う時代へ~
■登壇者
宮本 雄気氏
医療法人双樹会 よしき往診クリニック 医師 / 京都府立医科大学 救急医療学教室
2012年 京都府立医科大学卒業。
湘南鎌倉総合病院・京都府立医科大学 救急医療学教室などで救急・集中治療に携わり、2016年より、よしき往診クリニックにて在宅医療にも従事。
その後、東京大学 医学系研究科 公共健康医学専攻を経て2021年より現所属。
2021年2月より京都府新型コロナウイルス感染症 在宅フォローアップチーム(KISA2隊)を立ち上げ、全国に先駆けて新型コロナウイルス感染症患者に対する在宅医療の提供を行った。
現在も「救急医療と在宅医療が手を取り合えば医療はもっと良くなる!」をモットーに臨床から研究、社会実装まで取り組んでいる。
■関連動画
◎急性期治療について
・「在宅での急性期治療について」遠矢純一郎先生
・「在宅療養支援病院における急性期対応の在宅医療」織田 良正先生
◎在宅医療患者の特徴(ACSCs)について
・「在宅医療における急変時と意思決定支援について」井上淑恵先生
◎多疾患併存について
・「在宅医療における多疾患併存(マルモ)の問題点と特徴」大浦 誠先生
■プログラム詳細
1.自己紹介
・コロナ自宅療養患者に対する活動:KISA2隊
・KISA2隊の活動
2.Hospital at homeの概説
・行政は様々な選択肢を提示してくれたが…
・高齢者は電話やオンライン診療では不十分
・在宅で急性期医療提供は可能!
・Hospital at homeとは?
・世界のHospital at home
・Hospital at homeのエビデンス
①入院回避型
-Admission avoidance hospital at homeの有効性
②早期退院型
-Early discharge hospital at homeの有効性
③最近のRCT
④COVID-19×HaH
-スペインでのCOVID-19×HaH
-USでのCOVID-19×HaH
-日本でのCOVID-19×HaH
3.従来の在宅医療との共通点・相違点
・在宅医療におけるHospital at homeの位置付け
・Hospital at homeとHouse callの違い
・Hospital at homeと日本の在宅医療
・Hospital at homeの分類
・急性期病院からの紹介による急性期在宅医療提供
・在宅療養支援病院における急性期在宅医療提供
4.具体的な実践方法
・COVID-19における急性期在宅医療のPros&Cons
・Hospital at homeの実装の課題
①どのくらいのエフォートが必要か
-日本の在宅医療はリソースが豊富
-広がっていくチームの輪
②重症化のリスクについて
-Hospital at homeにおける重症化の問題
-重症化の早期発見
-労作時のSpO2低下
-遠隔モニタリングデバイスの使用
-遠隔モニタリングデバイスの実際
5.実践における障壁と課題
・Hospital at homeの有効性は示されているが
・HaH実装、普及のためのロードマップ
・Hospital at homeの診療報酬設定の課題
6.最後に
■シリーズ
\永久保存版!最多プログラムを収録!/
未来の在宅医療を言語化する
患者のニーズに真摯に向き合いながら 日々新しいチャレンジを重ねている在宅医療の実践者たちが「未来の在宅医療」の言語化に挑む